シナリオって何？目的がブレない動画を作るには

こんにちは！チェリービーブログ担当成瀬です。劇や映像作品に必要なシナリオ。シナリオ＝脚本のことを指しますが、作品を楽しむ側にはあまり馴染みのないものかも知れません。一方で、最近では映像を流せる媒体が多くなり、テレビや映画にとどまらず様々な動画制作の機会が増えています。

SNSの普及により、気軽に撮影できて「楽しさ」や「面白さ」が重視される動画が多くなっていますが、動画を見た人が得る理解や感情を、できるだけブレないようにするには、動画を撮影する前の段階である企画や、シナリオ作成などが重要になってきます。

今回は「シナリオって何？」から、目的や視聴者の理解がブレない動画を作るための方法までご紹介していきます！

シナリオとは？

シナリオとは、セリフやナレーション、場面設定などを文章に起こしたもので、脚本や台本のことを指します。テレビで役者などが手にしているのを見たことがある人も多いのではないでしょうか。一般的には、場面（場所や時間帯）・行動・セリフの3つの要素から成り立っています。劇・映画・テレビドラマなどは、このシナリオに沿って作られていきます。

動画でシナリオが使われる場面

「シナリオ（脚本）」が使われる作品と言えば、映画やテレビドラマなどがイメージしやすいですね。しかし最近では、映像を流せる媒体が多くなり、映画やドラマ以外でもシナリオが作られています。YouTubeやVimeoなど様々な媒体がありますが、どの媒体においても、基本的に物語性のある動画制作においてシナリオが必要になってきます。

チェリービーの動画制作でも

• ■再現ドラマ・シーン
  
  
• ■ストーリー性のあるCM

などを依頼された際にはシナリオ作成を行います！

物語性のない動画に、「シナリオ(脚本)」は要らないの？

一方で、ドキュメンタリーやハウツー(How To)動画など、物語性がない動画も多く存在します。そのような動画では、「シナリオ(脚本)」は不要なのでしょうか？

私たちチェリービーでも、企業向けの会社紹介動画・商品プロモーション・採用動画など、物語性がない動画を多く手がけています。その際は「シナリオ(脚本)」は作りませんが、「企画書や構成表」を作成しています。

企画書と構成表

動画制作における企画書とは？

様々なものに「企画」はありますが、動画制作において、そしてチェリービーで企画書を作成する際においては、次のことを意識しています。

ターゲット設定

制作する動画が、「誰に」向けてなのかを明確にします。

例えば、商品プロモーションの動画であれば、その商品の使用者層がターゲットです。

設定する際は、性別や年齢、居住地や職業、家族構成、年収など、できるだけ詳細に設定します。ターゲットのイメージをどれだけはっきり持てるかにより、動画の完成度が変わってきます。

動画の目的（見た人にどうなってほしいか）

視聴者が動画を見た先に、「起こしてほしい行動」を明確にします。

商品プロモーションであれば、「商品を購入する」や「オンラインストアページをクリックする」などですし、ハウツー(How To)動画であれば「やり方理解する」もしくは「チャンネル登録をする」かも知れません。クオリティが高い動画を制作するために、この部分は曖昧にせず、お客様としっかり共有していきます。

チェリービーでは、お客様との打ち合わせ・ヒアリングにより、以上の2点をお客様としっかり確認することにこだわっています。視聴者の設定(ターゲット)と、動画を見た先に求める動画の目的によって、動画の方向性、構成の内容などが変わってきます。

構成表とは？

企画が定まったら、構成表を制作していきます。

構成表とは、画（イメージ）・内容やテロップ・ナレーションの3要素から成り立ち、各シーンのイメージや内容、時間経過をシートにまとめたものを指します。

構成表は動画制作における設計図

構成表は、動画を完成させるにあたり、設計図の役割を持ちます。特に、複数人が関わって動画制作を進行する場合、構成表はその要になります。撮影を行うカメラマンも、ロケに同行しない編集者も、撮影の進行をになう撮影ディレクターも、構成表があることで、同じ方針で、共同で制作を進行できます。

撮影の進行表

構成表は、撮影の進行表の役割も担います。構成表があることで、撮影の進行がスムーズになり、テイク数を減らすことにも繋がります。結果として編集がしやすくなる利点もあります。

バズる？！動画作成のポイント

最近の傾向として、物語性のない商品紹介動画やサービスPRなどの動画がYouTubeなどの動画プラットフォームでは多く見られます。

YouTube動画制作における、構成表づくりの傾向とポイントをご紹介します。

冒頭にインパクト出し、短くまとめる

視聴者は、動画の開始15秒でその動画を見るか見ないかを判断していると言われています。そのため、冒頭に「見たい！」と思わせるインパクトある内容を配置すると良いでしょう。一方で、冒頭をあまり長くしすぎると視聴者の離脱に繋がるので、インパクトかつ簡潔にまとめることを意識します。

動画の流れや概要を始めに伝える

「この動画は何についての動画なのか」を始めに伝える流れを作ります。視聴者が、動画を見たことによって何を得られるのかを始めに知ることが出来ると、離脱しずらい傾向になるでしょう。

まとめも簡潔に

YouTube動画は、最後になるにつれて、視聴者が減っていく傾向があります。まとめの部分は、動画のゴール（視聴者に起こしてほしい行動）を軸に、簡潔にまとめるようにしましょう。

以上、今回はシナリオや目的に沿った動画制作についてお伝えしました。良い動画を制作するためには、撮影する前の段階が非常に肝心ですね。

チェリービーでは、お客様の動画制作の「目的」を大切にし、お客様とのヒアリングを大切にしながら制作を進めていきます。企業ブランディングの質を落とさずに、「自社の動画を作ってみたい！」など、気になることがあればお気軽にチェリービーまでお問い合わせください。（お問い合わせ・ご相談はこちら）

よくあるご質問

こちらもぜひご覧ください！

【参考URL】

■メディア博士
初心者必見！動画制作におけるシナリオ作りの基礎知識
https://media-hakase.com/column/article/page_442.html

■アイミツ
動画制作のシナリオ・構成表の作り方とコツ【2022年最新版】
https://imitsu.jp/matome/movie/1305260899043515

■名古屋WEB動画制作所
映像制作におけるシナリオの役割（その1）https://www.webdoga.net/post/%E6%98%A0%E5%83%8F%E5%88%B6%E4%BD%9C%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8
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■nomadoGO!
YouTubeの台本の作り方【穴埋めで使える台本テンプレートも紹介】
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