こんにちは!チェリービーブログ担当成瀬です。
映像編集にはさまざまな手法がありますが、今回はその中でも「トランジション」についてご紹介いたします!トランジションは、映像作品を構成する、動画素材のつなぎ目に関わる編集です。編集においては基本であるものの、奥が深いトランジション。見ている人を自然と映像に引き込み、動画をテンポ良く進める役割を担います!
トランジション【Transition】という言葉は、
「移り変わり・移行・変遷」という意味を持ちます。
動画編集においては、意味の通り「映像のカットとカットの間をつなぐエフェクト」のことを指します。そもそも“エフェクト”とは、動画素材にプラスする特殊効果のことを指し、トランジションの使い方はソフトによって多少異なりますが、映像のカットとカットの間に挿入していくものが多いです。
トランジションを使うとさまざまな効果が期待できますが、基本的な役割は大きく分けて3つです。
動画は複数の動画素材が繋がった作品です。しかしただ意味が通じるように動画素材を繋げただけでは、一つの作品として成り立ちません。
例えば、山の映像のカットと、鳥の映像のカットがあったとします。
2つの映像をそのまま繋げて動画を編集したとしたら、ただ山と鳥の映像が順番に現れただけで、見ている側は混乱するかもしれません。そこで、トランジションを活用します。山の映像のカットから鳥の映像のカットへゆっくり移り変わっていく映像に編集します。
すると、見ている側は「山の中に鳥がいるんだな」というように、違和感なく2つの映像の関係に意味を持たせることができるようになります。
このように、動画の切り替わりにトランジションを加えることで、
見ている側は、動画の切り替わりに対する関係性を捉えやすくなります。
あとで詳しく説明しますが、トランジションでよく使われる「ディゾルブ」は、違和感がないように映像を繋ぐのが得意なエフェクトです。
一方で、印象を強めて次の動画に注目させたり、人物の感情を想像させたりなど、演出を加えるのに役立つエフェクトもたくさんあります。特に作品の中で場面が切り替わる際は、印象的なエフェクトが使われることが多いです。
動きのあるトランジションを使うと、映像にスピード感を加えることができます。逆に、ゆっくりと移り変わるトランジションを使えば、緩やかな進行を印象づけることもできます。
トランジションによる動画のつなぎ方はたくさんあります。ここではよく使われるものをご紹介します!
最も一般的なトランジションの一つ。流れている映像が徐々に薄くなっていくのと同時に、次の映像のカットが徐々に鮮明になり、映像が切り替わります。
映像の切り替えに違和感を与えず、見ている人が自然に映像を理解できるように促します。
映像の終わりが白い画面に移行していくのがホワイトアウト、黒い画面に移行していくのがブラックアウトです。2つの映像のカットの間に強い意味を持たせることができます。
前の映像のカットの上に次の映像のカットがスライドして現れます。
「スライド」の切りかえの向きやスピードによって、かなり受け取る側の印象が変わります。CMなど、情報を強く伝えたい場合によく使われます。
海外のクリエイターが多用し人気のトランジション。
前後のカットの輝度(明るい部分と暗い部分)を起点に、映像が切り替わっていきます。前後のカットの明暗差が大きいものほど美しく切り替わります。
おしゃれな印象を与えたい時など、SNSでよく使われます。
目を閉じている人がいて、映像がブラックアウトした後に目を開けたカットがあると、「その人物は眠っていた」と捉えることができますよね。このように、トランジションを加えることによって、映像に意味を持たせることができます。
これまで説明してきた、
などは、全て映像の質を上げることに繋がります。
評価が高い映像作品をよく観察すると、トランジションが使われていない場所を見つける方が難しいかも知れません。見ている人に違和感を持たせず映像に引き込むために、トランジションは非常に良く考えて編集されています。
今回はトランジションについてお伝えしました。トランジションの使い方によって、映像の印象はかなり変わります。チェリービーでも印象を大切にした編集に力を入れています。
イメージアップなど、印象を大切にした動画を作りたい方は、お気軽にご相談ください!
よくあるご質問
▼動画制作は初めてですが、大丈夫ですか?
もちろん大丈夫です!
チェリービーは、たくさんの「初めて動画を制作される方」にご依頼いただいています。希望の動画イメージやご活用方法をヒアリングの上、貴社に合ったご提案をさせて頂きます。
もし、動画を作ること自体に不安があるようでしたら、こちらのページもご覧ください。
▼「映像制作会社を選ぶときに気を付けるべき6つのポイント(動画を作る前にやるべきチェックシート付き)
https://cherrybee.tv/document/checkpoint6/
▼どのくらいの期間で動画は完成しますか?
通常の動画制作は、1ヶ月〜2ヵ月での納品です。
内容によっては、納期が異なりますのでご注意ください。
ご希望の納期や活用時期に合わせて柔軟に対応いたしますので、
お急ぎの方はお気軽にご相談下さい。
▼動画制作にはいくらぐらいかかりますか?
お客様のお悩み・ご要望をヒアリング後、最適な料金プランをご案内させていただきますので、気軽にお問い合わせください。
▼各価格帯別に、過去の動画制作の事例をご紹介しております。
ぜひ下記よりご覧ください。
https://cherrybee.tv/work/
こちらもぜひご覧ください!
【参考URL】
■メディア博士
初心者必見!動画制作の基礎であるトランジションとは一体何?
https://media-hakase.com/column/article/page_630.html
■CyberLink
動画編集におすすめのトランジション効果【トップ10】
https://jp.cyberlink.com/blog/video-effects/197/best-video-transitions-effects
■ジャムデザイン
動画編集におけるトランジションについて
https://jamdesign.co.jp/staffblog/movietransition20211116/