相生産業株式会社様は、埼玉県の中央部、毛呂山町に自社工場を構え、タレ、ソース、シーズニング(粉末調味料)などを製造されている企業です。自社オリジナル品の販売はもちろん、お客様のご要望に合わせてプライベートブランド品の製造・納品もされています。
また、日本以外にも、オセアニアやマレーシア、シンガポール、ヨーロッパ、アメリカ等に多くの商品を輸出しています。
今回、ジェトロ埼玉様を通して、シンガポールの現地ECサイトでの埼玉県産品プロモーション用に、相生産業様の「狭山抹茶ぷりんの素」の動画制作をさせていただきました。
チェリービーを初めてご利用いただいたご感想を、相生産業 大沢様に伺ってまいりました。
ーーいつ頃から海外戦略をされていたのですか?
大沢様:弊社が海外輸出を始めたのは2007年なのですが、最初の頃は本当に少しずつという感じでした。ゼロに近い状態からのスタートだったんですけど、そこから今まで順調にきています。おかげさまで2022年も、2021年より輸出量が少し増えるくらいの勢いです。
ーー海外のマーケットではどこに力を入れていますか?
大沢様:メインは、オーストラリア、ニュージーランドなどのオセアニアです。商社さんの事務所がオセアニアにあるので、向こうで営業をやっていただいています。あと、うちの関連会社がマレーシアにあるので、マレーシアと、シンガポールにも輸出していますね。別の商流で香港、ヨーロッパ、アメリカなどもやっていて、現在25か国の実績があります。
ーーすごいですね!
-ータレや調味料などをメインにされていましたが、「自分で作るプリン」という新しい商品を手掛けられて、さらにそれを海外で販売していくことになった経緯を教えていただけますか?
大沢様:実は、プリンは最初から海外向けに作っているものなんです。うちは、海外では業務用の商品しか扱っていなくて、小売りももう少し力を入れていきたいと前から思っていたんです。そこで何を売るかを考えたときに、海外の方からの受けがいい「抹茶」や「スイーツ」をやってみようということになりました。
まず海外向けにプリンのベースを作って、そこからちょっと改良して、逆輸入というか、後から日本でも売り始めた形ですね。
ーーいろいろな商品がある中で、なぜプリンを動画でプロモーションしようと思ったのですか?
大沢様:業務用の商品のプロモーション動画は、見せるタイミングが少ないと思うので、動画にするのは小売りの商品のほうがいいと思っていました。あと、今回動画制作のお話をくださったジェトロさんも、このプリンに興味を持ってくれて、サンプルを差し上げたら「おいしい」と言ってくださったのもあります。
ーー製品のプロモーションや会社紹介という部分で、動画は役に立っていますか?
大沢様:そうですね。今までも、実際にお客様のところに行ってプリンの素を試食してもらえば分かってもらえたんですけど、パッケージやカタログだけだと、どうしても実物をイメージしにくいっていうのがあったんです。
「抹茶の味はするんだろう」「プリンみたいな感じなんだろう」というのは分かると思うんですけど、動画になっていると、見た目や質感もよく分かりますし、今回動画に入れていただいたように、担当の研究の思いなど見えない部分やどうやって開発したのかというところまで、お客様に伝えられるのがいいなって思います。
あと、うちも今、作っていただいた動画を使ってInstagramで広告を出しているんですが、最近はSNSやYouTubeなど動画の活用方法がいろいろあるじゃないですか。これまではサイトに載せたり、展示会の時に見せるという限られた活用でしたが、今は動画の活用方法が増えて、発信しておけば向こうから見に来てくれるという便利な使い方ができますよね。
ーー今の時代、SNSの役割は大きいですね。私も動画は「種」というか、1つのツールだと思っています。色々なところに動画という「種」をまいてたら、そこから芽が生えてくるようなイメージを持っているんです。
ーー制作させていただいた動画は、どのように使われていますか?
大沢様:今はInstagramをメインにして、定期的に広告をさせていただいています。作っていただいた2分のフルバージョンと、あとこちらで少し編集をして、軽く触れるくらいの15秒のバージョンを使っています。Instagramには15秒のバージョンの動画を載せて、「フルバージョンを見たい方はこちらへどうぞ」という形をとっています。
弊社は業務用のものを普段扱っているので、いつもは裏方で、表に出ない部分がほとんどなんです。CMも打たないし、チラシとかも出さないので、広告するすべが今までなかったんですが、動画があるおかげで、SNSを活用して少ないコストで好きなタイミングで広告できるので、すごく助かっています。たくさん活用させていただいています!
ーー実際、動画を活用されてみて、何か反応や変化は感じますか?
大沢様:これまで何か国かで広告を打ったんですけど、国によって本当に反応が違うんですよね。Instagramなどの使われ方が違うのかなと思うんですけど、その反応や結果を見て、「次はこうした方がいいんじゃないかな」と考えられるのが面白いですね。
ーー動画がエンドユーザーの動向を知る手掛かりになっているということですか?
大沢様:そうですね。自社の動画を何秒を見ているとか、どこがポイントで見ているというエンドユーザーの動向が分かるので、その情報を活用して、この国にはこういう方法がいいんじゃないかと考えて、営業や商品開発に活かそうとしているところです。
画像と違って動画は時系列で流れてくるので、動画の中でどこに興味があるのかというのも見えるじゃないですか。見てくれた方が抹茶に興味があるのかとか、味のところに興味があるのかとか出るんですよね。あとは国とか地域によっては、もともと2分の動画を15秒のものに変えたとたんに、すごい広告の結果が出たりして面白いです。
ーーそういう使い方があるんですね。新しい発見です!画像だと得られる情報は限られてきますけど、動画だとどこをよく見ているかが分かりますよね。動画はマーケティングリサーチの役割もしているんですね。
大沢様:マーケティングリサーチの意味もありますし、今後はそこからさらに販売につなげたいと思っています。Instagramは「購入する」ボタンがつけられるので、広告を見た方が「購入する」ボタンを押すとECサイトにとぶようにして、興味を持った方がすぐ買えるようにしたいと思っています。
ーー今回初めてのご依頼でしたが、チェリービーの対応はいかがでしたか?
大沢様:すごくやりやすかったです!最初の打ち合わせの段階から、すごく親しみをもって接していただいたので、緊張することがなかったです。気兼ねなくいろいろお話できて、すごくありがたかったですね。
ーー最初の打ち合わせはZoomでしたね。
大沢様:最初は画面越しでしたが、すぐにフランクにお話できましたし、「ここは外してください」とか、「入れてください」などのお願いもすぐに対応していただいて助かりました。今回は英語のテロップも付いてたのですが、英語テロップの修正もすぐやっていただいたり、臨機応変に対応してくださったと思います。
前に別の制作会社さんに動画を撮ってもらったときは、ディレクターさんが1人来られたんですが、堅い感じで緊張しながらやった覚えがあります。かっちりという感じで、親しみをもって喋る感じではなかったんです。
ーー良かったです!いつも「目指すものをお客様と一緒に作りましょう」というスタンスでやっています。現場の雰囲気はそのまま動画に反映されると思うので、「より良くお互いを知って、より良いものを作りましょう」という思いです。前に他のお客様でスタジオ収録をさせていただいたときも、「リラックスできてすごくやりやすかったです」と仰っていただいたことがあります。
大沢様:あとは、テキパキとスムーズにやっていただいて良かったです。要領が悪いと、その場で「こうする、こうする」と何回もあったり、撮影時の待ち時間が長かったりすると思うんですが、待ったり振り回されたりすることがなかったので助かりました。
商品や外観、スパイスなどが並んでるところや作ってるところとか、いろんなカットをパッパッと短時間で撮られていたじゃないですか。それが動画の中でかなりいろいろな部分に生かされていて、すごいなと思いました。
ーーありがとうございます。テキパキは、他のお客さんにもよく言っていただきます。色んなところに目が付いているみたいな感じだと言われたこともあって、うちのポイントなのかもしれないですね。
ーー最後の質問です。御社の今後のビジョンを教えてください!
大沢様:コロナは収束してはいないですけれど、皆さんも前より外に出かけたりして、外食産業もだんだん戻ってきています。また新たに流行る食べ物がいろいろ出てくると思うので、そういうところにも目をつけて、常に新しいものを出していきたいですね。
やっぱり食べ物って国内も海外も関係なく必要ですし、食べたら幸せになるじゃないですか。「食を通して皆さんにハッピーになってほしいな」という願いがあります。私たちの作ったものを通して幸せになっていただけたら、なお嬉しいですね。
大沢様:海外ではまだまだ日本食が流行ってるので、この波に乗って、日本食をもっと世界に広めていきたいなという思いもあります。日本食のレベルを何とかもうちょっと底上げしたいんですよね。私たちとしては、「うちの商品を使えば、誰が作っても同じ味ができますよ」といったところでやっていきたいですね。
あとは、うちも日本食に限らず、洋食のものや中華のものとか色々作ってますので、日本食以外のレストランさんやカフェとかにも、もっともっと広げていけたらと思ってます。そのためには、最近のデジタルツールも、もっと色々活用していきたいです。
相生には「相手と共に生きる」という意味も込めてあるんです。単にお金のためではなくて、そういった部分もすごく大事ですよね。
ーー今、DXが叫ばれていますが、私は動画はアナログに近いツールだと思うんです。人に見てもらうものですし、結局は人と人の繋がりなんですよね。チェリービーには「動画を通して幸せな人を増やしたい」という目標があるんです。動画を作らせていただいた相生産業様が幸せになって、相生産業様のプリンを手に取った人が幸せになってという、幸せの連鎖を広げたいと思っています。それこそが動画の役割だと思うので、幸せという言葉が出てきて、とても嬉しいです!
「食を通して幸せになってほしい」という、熱い思いをお聞かせいただきありがとうございます。
「相手と共に生きる」という意味の込められた相生産業様、これからも新しいことにチャレンジしていかれるのを楽しみにしています!
チェリービーでも、幸せの連鎖を広げる動画を作っていけるよう頑張ってまいります!
大沢様、この度は貴重なお時間をいただきありがとうございました。
よくあるご質問
▼動画制作は初めてですが、大丈夫ですか?
もちろん大丈夫です!
チェリービーは、たくさんの「初めて動画を制作される方」にご依頼いただいています。希望の動画イメージやご活用方法をヒアリングの上、貴社に合ったご提案をさせて頂きます。
もし、動画を作ること自体に不安があるようでしたら、こちらのページもご覧ください。
▼「映像制作会社を選ぶときに気を付けるべき6つのポイント(動画を作る前にやるべきチェックシート付き)
https://cherrybee.tv/document/checkpoint6/
▼どのくらいの期間で動画は完成しますか?
通常の動画制作は、1ヶ月〜2ヵ月での納品です。
内容によっては、納期が異なりますのでご注意ください。
ご希望の納期や活用時期に合わせて柔軟に対応いたしますので、
お急ぎの方はお気軽にご相談下さい。
▼動画制作にはいくらぐらいかかりますか?
お客様のお悩み・ご要望をヒアリング後、最適な料金プランをご案内させていただきますので、気軽にお問い合わせください。
▼各価格帯別に、過去の動画制作の事例をご紹介しております。
ぜひ下記よりご覧ください。
https://cherrybee.tv/work/