工場案内が動画で早く、情報豊かにできる 【三州製菓株式会社様】

本日は三州製菓株式会社様よりいただいた「お客様の声」をご紹介致します。

三州製菓様は60年以上にわたって、米菓や洋菓子を製造販売されている会社です。取引先は全国の菓子専門店や有名テーマパークなどで、素材にこだわり、手間暇かけて作った質の高いお菓子を提供されています。

しかもそのこだわりは素材だけにとどまりません。
なんとお菓子を製造する機械まで自社で設計製造しているのです。

そんな三州製菓様では、工場の自動化を目指し、都内の企業が開発したヒューマノイドロボットを導入。
そのヒューマノイドロボットを活用した自動包装ラインを、埼玉県内の企業と共同開発しました。
さらに、お菓子の生産ライン以外でも導入できるパッケージを開発中とのこと。

チェリービーでは、そのラインシステムを紹介する動画を制作しました。

動画を活用されているご様子などを、弊社代表の山口が伺ってまいりました。
お話しくださったのは、代表取締役社長の斉之平伸一様です。

工場内に案内しなくても施設の説明ができる

―動画が出来上がったときの印象はいかがでしたか。

伝えたいことが非常にわかりやすく整理されていると思いました。動画を作るまでは、私がパワーポイントを作っていたのですが、文字と写真が中心になりますから、動画のほうが、情報量が多くてわかりやすいですし、説得力がありますね。

―現在、動画はどのような形で活用されていますか。

お客さんに説明する際に使っています。実際に工場内をご案内するとなると、服を着替えたり、ゴミを取ったりして時間かかるので、動画ならサッと見ていただけますね。食品を扱っているので、髪の毛1本でも工場の中に持ち込むと大変大きな問題になりますから、そういう面で、映像で紹介できれば1番早くていいわけです。

また先日、他県でロボット導入のシンポジウムがあったときは、動画を流して説明しました。

ヒューマノイドロボットの可能性

―動画を見てくださった方々の反応はいかがですか。

シンポジウムでは、そういう先進的なロボットがあるのであれば、早く導入したいという声がありました。ヒューマノイドロボットがあるということを、まず知らなかったということですね。普通のロボットは展示会でいくらでも見る機会がありますけど、ヒューマノイドロボットの場合はまだまだ知らない人が多いですね。

―御社ではロボットに「サブちゃん」と名前を付けられていますね。

名前を付けてパートナーみたいな形で、社員が一緒にお仕事をしているという点で、協働型ロボットですね。働き方改革法が施行されるということで、「残業時間を減らさないといけない」「有給休暇を5日以上取得しないといけない」という義務がありますから、そういう面で残業時間を減らすためには、ああいうヒューマノイドロボットというのは大いに活用されるのではと思いますね。

―御社が活用しているヒューマノイドロボットのメリットはどのような点になりますか。

まず低出力モーターを使ってますから、人と一緒に仕事をするについても、危険なところはない。安全に一緒に仕事ができるという点は大きな特徴です。また、目がついていて、両手があって、人とほとんど同じ作業ができる。プログラミングさえすれば、どのような仕事でもできるというのがいいですね。

―安全というのはすごい大きいですよね。今までロボットは、柵がないと危ないという感じでしたもんね。

狭いスペースで仕事をしているところもありますので、そういう柵を作るとなると、導入ができないということになりますから。人がやっていたものをそのままロボットで置き換えられる、しかも狭いスペースでもそれができるというのは、メリットになると思いますね。人手不足がこれから進めば、幅広い業種でも導入されると思います。人に代替できるということで、いろいろな仕事の代替が可能ですね。

ロボットに“サブちゃん”と名前を付けられているとのこと。なんだか可愛らしいですね。
でもテレビなどで見かけるような、よく工場で使われているロボットとは違い、本当に人間のようなかたちをしているので、名前を付けたくなるのも分かる気がしました。

三州製菓様は、働き方改革の面でも注目されている企業様。
ロボットの導入も、ただ作業の効率化を図るというだけでなく、それにより従業員の働きやすい環境を整えるという意図もあるのです。
人手不足や長時間労働が問題となり、働き方改革が叫ばれているなか、ヒューマノイドロボットの必要性はますます高まるのではないでしょうか。お菓子の生産ラインだけにとどまらず、さまざまな業種での活躍が期待されますね。

お忙しいなかお話しいただき、本当にありがとうございました。

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