生まれた瞬間から、当たり前のように繰り返している呼吸。
日々の生活のなかで、「今、自分が息をしている」なんて、意識することはなかなかありません。
でも世の中には、この「呼吸する」ということが困難な人がおり、「呼吸リハビリテーション」というものが存在します。
今日は、弊社で紹介動画を制作させていただいた、「呼吸リハビリテーション」に関わる機器をご紹介します。
機器を開発されたカーターテクノロジーズ株式会社様は、医療機器の開発・製造サービスを提供するものづくり企業。
埼玉県先端産業創造プロジェクトの支援を受け、(国研)国立精神・神経医療研究センター病院の寄本恵輔先生と共同でLICトレーナーを開発・製造されました。
LICトレーナーは呼吸リハビリ用の医療機器。
機器についている一方向弁が息止めの機能を果たすため、筋肉の機能低下で息を止めることができないALSなどの神経難病の患者さんも、リハビリを行えるようになりました。
これだけ聞いても「???」という方、いらっしゃいますよね(私もそうでした)
どういうことかと言うと・・・
まず呼吸というのは肺で行いますが、肺を動かすのは周りの筋肉です。
ALSなどの神経難病では筋肉の機能が低下してしまうため、肺を動かす筋肉も徐々に弱くなり、呼吸が困難になってしまいます。
空気が十分に吸えないと、肺や周りの筋肉が固くなり、さらに呼吸がしにくくなる・・・という悪循環に陥ってしまうため、リハビリを行って、肺を柔らかく保っておくことが必要。
肺を柔らかく保つためには、強制的に肺に空気を送り、肺を膨らませた状態を保つ、というトレーニングが必要になるのですが、その状態を保つためには「いったん息を止める」という動作が必要になります。
息を止めるために必要なのは喉の筋肉。
でも筋肉が弱ってしまっている患者さんには、その「息止め」が難しいのです。
そこで登場したのが「LICトレーナー」。
患者さんの喉の筋肉に代わって、機器に付いている弁が空気漏れを防いで肺に空気をとどめてくれるとのこと。
これなら自力で「息止め」ができない患者さんでも、リハビリができる!というとても素晴らしい機器なのです。
「弁をつけるだけなら簡単じゃない?」と思われるかもしれませんが、患者さんの肺に負担をかけず(肺が傷ついてしまったら元も子もありません!)空気が漏れ出さないようにする、というのがなかなか難しいのだそう。
何度も試作を重ねて完成したLICトレーナー。
実際に使用された患者さんからは、「深呼吸ができて気持ちいい」という声があったそうです。
深呼吸どころか、意識しないでも呼吸ができるって、けっして当たり前のことではないんですね。
「LICトレーナー」が世の中に広まって、今は呼吸リハビリができていない患者さんも深呼吸できる気持ちよさを実感できるようになるといいなと思います。
(ブログ担当:小村)
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