NFTってなに？デジタルアートの新しい価値

2022年5月20日ブログ

こんにちは！チェリービーブログ担当成瀬です。みなさんは、「NFT」って何かご存じですか？

NFTは、日本語で「非代替性トークン」と表されます。

これだけでは何のことか全く分かりませんね。

NFTとは、今まで価値を付けるのが難しかったデジタル上でのアートやアイテムに、特殊な技術で普遍的な価値が付けられたものを言います。

この「価値が証明される」ことにより、NFTはコレクターの収集対象になったり、投資目的で扱われることもあります。

今回は最近話題になりつつあるNFTの概要と、取引の方法などをお伝えしていきます！

Contents

1｜ NFTとは？
2｜ NFTの取引
- 2.1｜ NFTを手に入れる方法
3｜ NFTと動画
4｜ NFTの可能性
- 4.1｜ NFTの将来性
- 4.2｜ NFTの課題点

NFTとは？

NFTとは、「非代替性トークン」の略称です。

非代替性とは、「替えが効かない」と言う意味です。

トークンとは、「ブロックチェーン技術を使用して発行した暗号資産の総称」を表します。

分かりやすくするため、それぞれの言葉の意味を見ていきましょう。

非代替性

替えが効かない・唯一無二

一点ものの芸術品や、直筆サイン入りアイテムなどを言うときに使う。

ブロックチェーン

ネットワーク上で行われたすべての取引が記録される技術（仕組み）のこと。

稼働が停止せず、改ざんやサイバー攻撃にとても強い特徴を持つ。

暗号資産

ネットワーク上で取引できる財産的価値があるもの。仮想通貨など。

トークン

ブロックチェーン技術を使用して発行した「暗号資産」の総称。

まとめると、NFT＝「非代替性トークン」とは、

ブロックチェーン技術により本物であることの価値が確実に証明された、デジタル上の芸術やアイテムのこと

を言います。

現状NFTでは、デジタルアート、ゲーム内のキャラクターやアイテム、著名人のTwitterでのつぶやきなどがコンテンツとして取引されています。

コンテンツをNFT化すると、ブロックチェーン技術によるトークンIDが発行されます。

トークンIDには、作成者・所有者・権利者・取引履歴などがすべてデータとして記録されています。このトークンIDにより、そのコンテンツが本物であると証明されて、非代替性の価値が生まれます。

NFTは、トークンIDが付いている、デジタル上の芸術やアイテムだと考えると良いでしょう。

NFTの取引

NFTはどうやって手に入れたり、売ったりできるのでしょうか？

基本的にNFTは、イーサリアムという仮想通貨によって取引をされます。

今回はNFTを購入する方法を例に見ていきましょう。

NFTを手に入れる方法

■① ネットワーク上で仮想通貨を発行してくれる「取引所」で、イーサリアムを購入します。
日本では、Coincheckなどが取引所として有名です。
■② 仮想通貨ウォレットを作ります。
アドレスを作り、そこに仮想通貨を保管するようなイメージです。NFT取引では、MetaMaskが仮想通貨ウォレットとしてよく使われるようです。Googlechromeから作れるようになっています。
■③ 取引所から、仮想通貨ウォレットにイーサリアムを送金します。
■④ NFTを取り扱っている「NFTマーケットプレイス」にアクセスし、仮想通貨ウォレットを連携させます。
「NFTマーケットプレイス」は、Open sea（世界最大）や日本ではCoincheck NFT (β版)、Adam byGMOなどが有名です。
■⑤ NFTを選んで購入します。

NFT取引には、コンテンツの取引とは別に「GAS代」という、イーサリアムで取引する上での手数料がかかります。
この「GAS代」は日々変動するので、気をつけておきましょう。
(※NFTを売る場合も、NFTマーケットプレイスを使います。作品に必要な情報を登録し、NFT化し出品します。)

以上が、NFTを手に入れたり、出品したりする際の流れになります。

NFTと動画

NFTはデジタルコンテンツであるため、もちろん動画もNFT化が可能です。

YouTubeなどのプラットフォームではなく、NFTとして取引される動画は、「NFT映画」や「NFT動画」などと呼ばれています。

動画をNFTとして出品するには以下のメリットがあります。

■仲介業者に頼らずとも動画を公開することができる
■付加価値や販売方法を自由に設定できる
■転売時にも収益を獲得することができる

作成者が動画の価値を設定したり、販売方法を選ぶことができるのは大きなメリットですね。

またNFTでは転売が行われた際に、価格の一部が作成者に送金されるようになっているので、持続的な収益獲得も期待できます。

一方でYouTubeなどとは違い、多くの人に見てもらう機会は少なくなりそうです。

NFTの可能性

NFTの将来性

2022年1月、デジタルアーティストBeeple氏が作成した「The First 5000 Days」が75億円で落札された例に見るように、NFTの市場は拡大し続けています。

日本でも元SMAPの香取慎吾さんがNFTアートを手がけたり、坂本龍一さんが音をNFTとして出品するなど、少しずつ盛り上がりを見せています。

NFTはコンテンツの価値が証明されるため、投資目的で扱う人も増えています。

今後仮想現実空間「メタバース」が充実してきた際に、NFTはより盛り上がりを見せるだろうと言われています。

NFTの課題点

NFTの輝かしい点に焦点を当ててきましたが、デメリットもあります。

一番に挙げられるのは、法整備が整っていないことです。

NFTを悪用した不正取引が行われたとしても、処罰の対象にならない可能性があります。

またデジタル上のコンテンツであるため、アートではデティールの味わいなどが感じられにくく、作品自体も派手な色使いや動きのものが多い傾向にあるとの意見もあります。

以上、今回はNFTについてお伝えしました。

新しい可能性を多く秘めているNFT。
自分だけの1点ものを手に入れてみたくなりますね！

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【参考URL】

■MINKAB
NFT（エヌエフティー）とは？完全初心者にもわかりやすく徹底解説！
https://minkabu.co.jp/choice/cc-what-is-nft/

■NETMONEY
NFTとは？NFTアートや収益を得る方法についてわかりやすく解説！
https://zuu.co.jp/media/cryptocurrency/what-is-nft

■日立ソリューションズ
ブロックチェーンとは何か
https://www.hitachi-solutions.co.jp/column/tashinami3/blockchain/

■日本銀行
暗号資産（仮想通貨）とは何ですか？
https://www.boj.or.jp/announcements/education/oshiete/money/c27.htm/

■Media Argo
【必見】NFT映画/動画とは？特徴と販売方法・出品方法を分かりやすく解説！
https://www.fisco.co.jp/media/crypto/nft-movie/?msclkid=99e75522c79611eca75fd0887be8345e

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