「水と油」と言えば、考え方や性格が違って合わないことの例えですよね。
実際にドレッシングなども、一生懸命ビンを振れば一時的に混ざりあったように見えますが、すぐに分離してしまいます。
しかし、そんな常識を覆すような発見があったことを、みなさんご存知でしょうか。
今日はその発見を、とある技術に結びつけたサイデン化学株式会社様の動画をご紹介致します。
サイデン化学様は、主にアクリル樹脂を使用した塗料、接着剤、コーティング剤等の材料の開発・製造・販売を行っており、水系アクリル樹脂の国内トップシェアを誇る企業様です。
サイデン化学様の製品は、私たちの身の回りにも使われています。
例えば…
・家の壁に塗られている塗料
・フローリングに使われる集成材をくっつけている接着剤
・テレビなどの液晶ディスプレイの偏光板をくっつける接着剤
・インクジェット用紙の表面塗料
・ダンボールの表面
・親展はがき
・缶ジュースや菓子パンの懸賞用応募ラベルの接着剤
・バスの車体広告
などなど、どれもこれも知っているものばかり。
きっとみなさんも、サイデン化学様の製品を手にしたことも、一度や二度ではないはず!
そんなサイデン化学様が、このたび開発されたのが「超臨界乳化」という技術。
身近な商品の話から、いきなり難解な用語が・・・
と、ここでページを閉じないでください!
わかりやすくご説明できるようにがんばりますので、もう少しお付き合いを!
まず、この技術に欠かせないのが「超臨界水」というもの。
この「超臨界水」、海洋研究開発機構が海底探査中に発見しました。
何かというと、海底マグマから噴出している高温高圧の水です。
これをただの水だと侮るなかれ。
何とこの水、油を溶かし込むことができるのです!
「超臨界水」を前にしては、「水と油」の意味合いが変わってしまいますね・・・。
そもそもアクリル樹脂には水系と溶剤系の2種類あります(サイデン化学様は水系アクリル樹脂)。
水系は、人体・環境に優しく、扱いやすい、汎用性がある、という点がメリットなのですが、水とアクリル樹脂が混ざり合わないため(細かくなった樹脂が水中に分散しているだけ)溶剤系と比べると品質が劣るとのこと。
溶剤系は、溶剤にアクリル樹脂が完全に溶け込んでいるため、耐水性、透明性など様々な点で高い性能を持つのですが、シックハウスなどを引き起こす危険性があります。
身近な例を挙げますと、木工用ボンドは水系、瞬間接着剤は溶剤系です。
木工用ボンドは色が白く、乾くのにも時間がかかりますよね。
逆に、瞬間接着剤は透明で、乾きも速いです。
世界的には「水系を利用して環境に優しく」という流れになりつつあるようなのですが、日本では環境よりも品質重視の傾向が強いため、溶剤系も高い評価を得て、広く使用されているそうです。
そこで!「超臨界水」の出番なのです!
超臨界水は、水であるにも関わらず、有機溶剤と同じように樹脂を完全に溶かし込むことができるので人と環境に優しい上に、高性能なアクリル樹脂を作ることができるのです。
・・・ここまでの説明、いかがでしたでしょうか。
あとは動画を見ていただいたほうが早いと思いますので、こちらをどうぞ!
塗料や接着剤って、匂いが強くてなんとなく体に良くなさそうだなぁと思っていましたが、
今後はそんなイメージも払拭されていくかもしれません。
誰もが安心して使える製品が、世の中に広まってくれたら嬉しいですね。
(ブログ担当:小村)
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