こんにちは!チェリービーブログ担当小松です。
昨今ではSNSで、商品PRや企業PRを行っている動画を見かけることが普通となりました。簡単な手順で動画投稿ができるようになったため、たくさんの業種から幅広い企業PR動画があがるようになったのです。
しかし、実際に投稿してみると、顔が縦に伸びてしまったり、余白が入ってしまったりと、思わぬ落とし穴にはまることも…
そこで今回はYouTube・Instagram・TikTok・X(旧Twitter)・Facebookの動画おすすめサイズをご紹介します。
動画投稿の最適なサイズを知っているだけで、とても動画に触れやすくなりますので、ぜひ最後までお読みください!
動きが滑らかで、映る色や形が鮮明な動画のことを一般的に「画質が良い動画」と指しますが、そんな「画質」を構成するものはいったい何なのか。
少々難しいのですが、最適な動画投稿サイズがどのような度合であるかを知っていただくために、画像付きで分かりやすく専門用語を解説していきます!
画質のきれいさを表すために使用される基準として「画素数」と「解像度」が挙げられます。「画素数」と「解像度」の定義は時代の流れによって、同じ意味合いで使用されるようになりましたが、今回は元々の意味を解説していきます。
デジタルの動画・画像を限界まで拡大して引き延ばすと、小さな点の集合で構成されていることが分かります。この最小の点を「1ピクセル」または「1画素」と呼びます。
画素数とは「画面上にこの点(=ピクセル)が何個存在するか」によって画像の綺麗さを表しています。表し方としてはよく見られるテレビの画素数は「1920(ピクセル)×1080(ピクセル)」のように、「横のピクセル数×縦のピクセル数」とよく表記されます。
画素数が多ければ、ほとんどの場合は繊細で美しい表現が可能となる一方で、データが重くなり、視聴環境によっては動きが止まりやすくなります。
一定の面積(よく定義されるのは1インチ(2.54cm))あたりのピクセル(画素)数の多さで画像の綺麗さを表しています。例えば1インチに点が多いほど解像度は高くなり、きめ細かな画質になります。
本来は上記の意味を持つのですが、「画素数の多さ(画質の綺麗さ)=解像度」という意味を持つこともあり、「推奨解像度1200×1200」などと表されたりすることもあります。
「画素数」と「解像度」。少々複雑な内容でしたが、細かいことを気にせず簡単にまとめますと、画素数も解像度も大きければ大きいほど画質が綺麗なことに変わりはありません。
アスペクト比とは、動画および画像の「幅」と「高さ」の比率を指す言葉です。
例えば、「16:9」と表される場合、画像の幅が16の部分に相当し、高さが9の部分に相当します。この16:9は、今のテレビや多くのスマートフォンの画面、YouTubeの動画などでよく使用されている比率です。
後ほど詳しくお話ししますが、スマートフォンやSNSの普及により、Youtubeやtiktokで見られる9:16(縦型動画)のアスペクト比や、Instagramで見られる1:1のアスペクト比なども出てきています。
ここまで、画質に関係する「画素数」「解像度」や、画面の比率に関する「アスペクト比」のお話をしてきました。
※1「画素数」「解像度」「アスペクト比」の三つを合わせてこの記事においては「動画サイズ」と総称します。
「画素数」「解像度」に関しては数値が大きいほど画質はよくなりますが、大きくなればなるほど動きは重くなってしまい、最悪の場合動画の投稿すら出来ない状態に陥ってしまいます。
そんな事態を避けるために、覚えておきたい「一般的な横向き動画投稿サイズ」をここからご紹介します。
以下の3つが動画投稿時によく使用される動画サイズです。
名称=横ピクセル×縦ピクセル | 解像度 | アスペクト比 | 使用用途 |
4K=3840×2160 | 2160p | 256:135 または 16:9 | 画質がなめらかであるため、より臨場感を高め、細かい箇所まで情報を伝えたい時に最適です。美しい景色や商品広告のプロモーション、スポーツ中継などに使用されます。 |
Full HD(フルHD)=1920×1080 | 1080p | 16:9 | もっとも一般的に使用され、よく目にする動画サイズです。迷った場合はこちらの動画サイズをおすすめします。番組やプロモーションビデオ(PV)、ストリーミングサービス(Youtube等)に投稿する際に使用されます。 |
HD=1280×720 | 720p | 16:9 | フルHDに比べ、画質は少々劣りますが、ストレスなく視聴が可能なサイズです。また、ストリーミングが必要な際でもデータ容量が小さいため、ライブ配信や長時間再生が必要なアーカイブ動画など、データ容量を小さくしたい際におススメです。 |
他にも4Kを超える8K(スーパーハイビジョン)や、アスペクト比が21:9と横にとても長いウルトラワイドと呼ばれるものも最近は使用されています。また、SD(Standard Definition)と呼ばれる以前まで主流であったアスペクト比が4:3の動画サイズも有名です。
ここまで「一般的な横向き動画投稿サイズ」をご紹介しました。
しかし、様々なSNSを利用するとなると、最適な動画投稿サイズも変わってきます。
ここからは「SNS別、動画投稿サイズ」を簡単にご紹介していきます!
公式(Youtubeヘルプ)で推奨されているアスペクト比は16:9になります。
https://support.google.com/youtube/answer/6375112?hl=ja&co=GENIE.Platform%3DDesktop
投稿する動画のアスペクト比が16:9(横:縦)と異なる場合、再生する媒体によっては自動的に動画を最適なサイズに変換してしまいます。このことによって、顔が縦に伸びたり、余白が追加されるという現象が起きます。
画質はFullHD(1920×1080)、HD(1280×720)、4K(3840×2160)を主流に投稿されています。
「縦型動画」が特徴的で、様々な年代の人に楽しまれているYoutube内のコンテンツです。
アスペクト比は、縦画面視聴になるため9:16に。画質はFullHD(1080×1920)が推奨されています。
フィード投稿・Instagram動画は、画像を投稿する際と同様の方法で投稿することが可能です。大きな違いとしてはフィード投稿は「90秒以内」の動画を指し、Instagram動画は「~15分まで」の動画を指します。
投稿可能な動画サイズは以下の通りです。
アスペクト比 | 画素数 |
1.91:1(横長) | 600×315 |
1:1(正方形) | 600×600 |
4:5(縦長) | 600×750 |
※IGTVと呼ばれるシステムがありましたが、2021年10月より「Instagram動画」に統合されています。
https://about.fb.com/ja/news/2021/10/instagramvideoconsolidation/
ストーリーズとはタイムラインの上部に表示される投稿のことであり、24時間以内に消えるようになっています。
Reels(リール)はエフェクトなどを利用しながら動画を撮影・編集ができる機能です。
フィード投稿と同じアスペクト比の動画も投稿できますが、縦画面いっぱいに動画が表示されるため、9:16のアスペクト比とあわせて、画質はFullHD(1080×1920)が推奨されています。
縦型動画の代名詞ともいえるTikTok。
こちらも他SNSの縦型動画と同じくアスペクト比は9:16、画質はFull HD(1080 × 1920)が推奨されています。
基本的にスマートフォンで撮影・編集・投稿まですべてできるのがTikTokですが、複数の動画をつなぎ合わせたり、TikTokの中にある編集では事足りず、動画編集ソフトなどを使う場合は、上記の動画サイズを参考にしてみてください。
Xでは所有しているアカウントからポスト(ツイート)、いわゆる投稿を行う際に動画を投稿することができます。
投稿可能な比率は多岐にわたりますが、通常のアカウントから投稿する際は、1280×720~720×1280までの画質が推奨されています。動画の長さは最大140秒(2分20秒)となっています。
Facebookでも動画投稿は盛んです。コンテンツによりなんと最大241分の長さの動画が投稿可能であるなど、他SNSに劣らない特徴をもっています。
投稿形式はInstagramと似ており、アスペクト比1:1の正方形動画や、縦型動画の9:16、さらに用途によっては4:5の縦長動画の投稿も可能です。
画質はいずれも1080×1080以上を推奨しています。
ただし、動画サイズ以外にも推奨される設定がありますので注意が必要です。
SNSの普及により、様々な動画投稿の最適サイズが見受けられたと思います。
動画の画質が低いだけでも、動画を最後まで見てもらえない原因になってしまいます。理想の画質で動画を見てもらうため、前もって推奨サイズ(解像度)を確認しておきましょう!
以上、今回は様々な動画投稿の最適サイズをご紹介しました。
「自社で動画投稿がしたい!でも、不明な点が多くて手が回らない!」とお困りの方は、ぜひチェリービーへお気軽にお問い合わせください。
よくあるご質問
▼動画制作は初めてですが、大丈夫ですか?
もちろん大丈夫です!
チェリービーは、たくさんの「初めて動画を制作される方」にご依頼いただいています。希望の動画イメージやご活用方法をヒアリングの上、貴社に合ったご提案をさせて頂きます。
もし、動画を作ること自体に不安があるようでしたら、こちらのページもご覧ください。
▼「映像制作会社を選ぶときに気を付けるべき6つのポイント(動画を作る前にやるべきチェックシート付き)
https://cherrybee.tv/document/checkpoint6/
▼どのくらいの期間で動画は完成しますか?
通常の動画制作は、1ヶ月〜2ヵ月での納品です。
内容によっては、納期が異なりますのでご注意ください。
ご希望の納期や活用時期に合わせて柔軟に対応いたしますので、
お急ぎの方はお気軽にご相談下さい。
▼動画制作にはいくらぐらいかかりますか?
お客様のお悩み・ご要望をヒアリング後、最適な料金プランをご案内させていただきますので、気軽にお問い合わせください。
▼各価格帯別に、過去の動画制作の事例をご紹介しております。
ぜひ下記よりご覧ください。
https://cherrybee.tv/work/
(参考URL)
■X開発者プラットフォーム:メディアのアップロード
https://developer.twitter.com/ja/docs/media/upload-media/uploading-media/media-best-practices
■Meta:配置ごとの画像ピクセルサイズの最小要件
https://ja-jp.facebook.com/business/help/469767027114079?id=271710926837064
■カメラライフ:解像度・画素数・ピクセルの違いや関係性は?【計算式を交えて解説】
https://camera-lf.com/pixels-resolution/
■シングメディア:HDとFHD(フルHD)の違いって? 画面解像度の基本について
https://thingmedia.jp/9175
■SEEDASSIST:Facebookに投稿できる動画のサイズは?画質を落とさず投稿する方法も
https://movie.seedassist.co.jp/column/2893/