今回ご登場いただく株式会社イナミツ印刷様は、予備校などで使用されるテキストを中心に、印刷・製本をされている印刷会社です。
創業40年以上の歴史を持つ会社ですが、人材育成と事業の効率化を柱に、さまざまな改革を進められています。
特徴のひとつが、「多能工化」という取り組み。
数年ごとに部署をローテーションすることで、1人の社員がさまざまなポジションを経験します。
10年後には印刷会社として独立できるような人材を育てることを目指されているとのこと。
働く側としても、新たな可能性に気づく良いチャンスになりそうですね。
もうひとつ特徴として挙げられるのが、ICT(情報通信技術)の活用です。
印刷業界でのICTの活用例はまだまだ少ないとのことですが、作業の効率化を目指して、リアルタイムで会社の状況を把握できるようにするための仕組み化などに取り組まれているそうです。
今回チェリービーでは、イナミツ印刷様の採用動画を制作させていただきました。
動画制作についてのご感想を、弊社代表の山口が伺ってまいりましたので、ご紹介致します。
―動画はどのように活用されていますか。
自社のホームページにリクルートページがありまして、そこに掲載させていただいています。あとはリクルートサイトにも掲載しています。最近ちょうど面接が何回かありまして、面接の担当者に聞いたら、「動画見ました」と言って来てくれる方が結構いるみたいです。
―動画を作る前と今とで、何か違いはありますか。
面接するこちら側の説明のブレがなくなって、すごくやりやすくなりましたね。人事部の専門の人間がいるわけではないので、面接のとき、人によってムラができてしまっていたんですが、それが全然なくなったのでよかったと思います。
―動画によって、ある一定レベルの情報がきちんと伝えられるということですね。
そうです。あとは動画自体を魅力的に作っていただいたので、動画を見ていただければ、いい会社だということが伝わると思いますし、こちらとしても、自信を持って「うちの会社どうですか?」と言えるようになりました。我々も気づかないような魅力を引き出していただけたと思います。
―ICT(情報通信技術)を使うなど、他社の印刷会社があまり導入してないようなシステムを取り入れられていますよね。
ちょうど動画を制作していただいている時期が、社長が変わっていろいろ改善している途中だったんですね。自分たちでも、いいのか悪いのか分からない部分が多かったんですが、それを第三者的視点で切り取っていただいて、「うちの会社ってなかなか魅力的だな」と思えるような形でまとめていただいた。それで自分たちの進めている方向性が、正しいのではないかと思えたんです。
また改善の一環として、インターネットのマーケティングを勉強していた時期でもあったんですが、その中でリクルーティング動画の重要性というのも言われていました。中小企業も積極的にリクルーティングに力を入れていかないと、この先まずいぞ、という危機感もあったので、そういう意味でもすごくいい機会だったと思っています。
―動画を作るに当たって、不安に感じたことはありましたか。
最初、「動画を作る会社の人って、どんな人が来るのかな」というのが少し不安でした。すごく悪い言い方をすると、チャラチャラした人たちが来て、適当に撮られたらどうしよう、というのがあったんですが、実際はヒヤリング重視ということで、こちらの話を真剣に聞いてくれて、とても安心できました。
映像業界を知らない人にとって、「安心できる」というところは魅力だと思います。
―打合せの段階では、まだ具体的に動画のイメージはありませんでしたよね。
具体的に、こういう動画にしたいというイメージはありませんでした。最初の打合せのとき、サンプルで動画を見せていただきましたよね。あれがすごく魅力的に感じて、それこそ「ここで働きたい」と思ったぐらいだったので、こんなすごい動画ができるものなのだとわかりましたし、やはり動画で見ると訴求力が違うというのは感じました。
―どういうものが出来上がってくるんだろうという不安はありましたか。
リクルート動画では、人間の部分が大事だというふうに聞いていたので、事前にいただいた絵コンテで、経営者のメッセージ、人柄も含めた先輩社員の働く様子、会社の雰囲気もわかるような社員インタビューと、網羅してもらっていて、こういうふうに出来上がるのだというのがわかりましたし、撮影のときにはずっと立ち会って、撮っているところも見ていたので、不安はなかったですね。
―撮影の様子は見ていていかがでしたか。
職人気質の社員も多いので、あまりグイグイ来られるのは苦手だと思うんですね。だけど、そういう社員ともうまくやっていただいて、「こういう絵が欲しいので、ちょっとこうやってもらえませんか」みたいこともありましたけど、持っていき方がすごくいい雰囲気だったので、うちの社員も「じゃあ、一丁かっこいいとこ撮ってもらうか」という感じで協力してくれていたので、よかったと思います。
結構シャイな感じの人が多いので、素朴というか、そういう人柄も含めた雰囲気は出していただけたかと思いますね。
―インタビューについてはいかがでしたか。
話せそうな社員を選定はしたんですが、それにしてもすごくいい感じで話してくれているので、「こんなに話せるんだ」とか、「会社のことをこんなに考えてくれてるんだ」というふうに思えたんですね。
女性のパートの方とは職場が近くないので全然話さないんですけど、まわりを見てくれているんだとか、人となりがわかるような話ぶりでしたし、男性社員のほうは、普段からよく話すんですけど、「こんな真面目に話しをするんだ」という発見がありました。
―編集の第一稿が上がってきたときは、どうでしたか。
最初の試写版を見て、「やっぱりプロが作った動画だなあ」と思いましたね。社内でも、作業の効率化のためにビデオを撮って、みんなで見ることもあるんですけど、全然映像の質が違うと思いました。修正に関しても、パソコンで見たりスマホで見たり、いろいろやってみて、字の大きさとかはちょっと注文をつけさせていただきましたけど、それもすぐ応えていただけましたし。
やはりプロに頼んでよかったなあという感じでした。
―どういう点が良かったと思いますか。
メリハリがある点ですね。インタビューのところは、すごくいい表情を撮ってくれて、じっくり見せてくれるんですけど、現場の映像は早回しだったり、ひとつひとつのカットがパッパと切り替わったりして、いろんな角度から現場を見せてくれる。人と風景とのメリハリがすごくかっこいいなと思いました。
印刷会社とは実際どんな場所なのか、みんな知らないと思うんですよ。特に弊社の場合はニッチな分野で、余計イメージしづらかったと思うので、いろいろなところを網羅して見られると言うのは、イメージを伝えるビデオとしてすごくよかったと思っています。
人にしても機械にしても、うまい具合にいいところだけきれいに撮ってくれていて、「これうちの会社?」と思うようなところもちょっとあるのですけど、そういう意味でも魅力的になっていたと思いますね。
―最後に、御社の今後の展望をお伺いしてもいいですか。
今、弊社が一番重視しているのが、多能工化といって、一人でいろいろなことができるようにしようというところなんです。弊社で10年働けば独立できるぐらいの人を育てたいという目標があるんです。今後オリンピックが終わったあと、やはり苦しくなると思うんですよね。そこに向けて、会社の幹の部分をしっかりしたいということで、業務の効率化と人材育成に取り組んでいるところです。
以前はなかった業務でも人を採用して強化したり、現場でもいろいろなスキルを覚えてもらうように人を異動させたり、サポートできる体制にするというところはやっています。人数はぎりぎりでやっているので、研修という時間は取れないんですけど、業務内で積極的に先輩が教えるようにして取り組んでいます。
―人も増やされているんですか?
制作の人を採用したり、営業を増やしたりして、人の部分を強化しています。また、社内でIOT化した部分についても、どんどん自社に合う形で改善しています。社内システムはコロコロ変えるものではないと思うんですけど、そこをあえてシステムありきではなくて、自分たちが「こうやりたい」ということに合わせたシステムに変えていく、というほうを重視しています。
リアルタイムに利益が見えるようにしようとか、会社の状況をリアルタイムで見られる仕組みについても何とか構築しようとしているところです。印刷業界でやっているところは少ないと思うんですけど、なんとか実現しようと日々取り組んでいます。
動画を制作したことで「自分たちの進めている方向性が、正しいのではないかと思えた」、「我々も気づかないような魅力を引き出していただけた」とおっしゃっていただきましたが、たくさん魅力を持っているのに、ご本人たちにはそれが当たり前になっていて気がつかない、ということも往々にしてあります。
そういった魅力を引き出すのも、動画を制作する側の役目。
チェリービーが大切にしていることのひとつが、「まず自分たちがお客様のファンになること」です。
「これ、すごい!」「いい!」と思ったものって、誰かに伝えたくなりますよね。
制作した動画も、イナミツ印刷様の「すごい!」「いい!」をお届けできる動画になっていますので、求職者の方にとどまらず、多くの方にご覧いただければうれしいと思っています。
お忙しいなかお話しいただきまして、本当にありがとうございました。
よくあるご質問
▼動画制作は初めてですが、大丈夫ですか?
もちろん大丈夫です!
チェリービーは、たくさんの「初めて動画を制作される方」にご依頼いただいています。希望の動画イメージやご活用方法をヒアリングの上、貴社に合ったご提案をさせて頂きます。
もし、動画を作ること自体に不安があるようでしたら、こちらのページもご覧ください。
▼「映像制作会社を選ぶときに気を付けるべき6つのポイント(動画を作る前にやるべきチェックシート付き)
https://cherrybee.tv/document/checkpoint6/
▼どのくらいの期間で動画は完成しますか?
通常の動画制作は、1ヶ月〜2ヵ月での納品です。
内容によっては、納期が異なりますのでご注意ください。
ご希望の納期や活用時期に合わせて柔軟に対応いたしますので、
お急ぎの方はお気軽にご相談下さい。
▼動画制作にはいくらぐらいかかりますか?
お客様のお悩み・ご要望をヒアリング後、最適な料金プランをご案内させていただきますので、気軽にお問い合わせください。
▼各価格帯別に、過去の動画制作の事例をご紹介しております。
ぜひ下記よりご覧ください。
https://cherrybee.tv/work/