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カメラアングルとポジションを使い分けて、撮影の幅を広げよう!〜動画制作実践〜

こんにちは!チェリービー・ブログ担当の花井です!
今回のテーマは「カメラアングル」です!「カメラアングル」と聞いて、感覚的には分かるけど、きちんと説明はできないかも…という方も意外と多いのでは?

今回は、動画の印象を大きく左右する「カメラアングル」について、種類とその効果を、カメラポジションとの違いも交えてお伝えします!動画制作初心者さん必読です!

カメラアングルの種類

カメラアングルとは、「camera(カメラ)」の「angle(角度)」のことです。「angle(角度)」には、角度の他に「視点・観点」などの意味もあります。「違うアングルで物事を見てみよう」などという感じで使われますよね。カメラアングルの場合もそれと同じです。「違う角度で被写体を見てみよう」って感じですね!つまりカメラアングルとは、被写体に対してカメラを構える角度のことをいいます。

カメラアングルは3つの種類に分かれています。

  • ①ハイアングル

被写体に対して、カメラの角度が下向きになっている。

  • ②ローアングル

被写体に対して、カメラの角度が上向きになっている。

  • ③水平アングル

被写体に対して、カメラの角度が水平になっている。

ここで大切なのが、カメラアングルはあくまでも、被写体に対してのカメラを構える角度であって、カメラを構える位置(高さ)とは関係ないということです。次で詳しく説明しますね!

アングルとポジションの違い

先ほどカメラアングルとは、 被写体に対してカメラを構える角度(上向きか、下向きか、水平か)であるとお伝えしました。ここで混同しやすいのが、カメラを構える位置(高さ)との関係です。被写体に対してカメラを構える位置(高さ)のことを、「カメラポジション」といいます。

カメラポジションにも種類があります。

  • ①ハイポジション

撮影者の目線より高い位置でカメラを構える。

  • ②ローポジション

撮影者の目線より低い位置でカメラを構える。

  • ③アイレベル

撮影者の目線と、ほぼ同じ高さでカメラを構える。
以上の3パターンに分かれています。


アングルやポジションによって、被写体が同じでも、撮れる映像の印象はだいぶ違ってきます。ですから、自分のイメージ通りの映像を撮るには、どの高さでカメラを構えて(ポジション)どの角度にカメラを傾ければ良いのか(アングル)を考えてから撮影に入ることが大切です。

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 3つのカメラアングルの効果と注意点

さて、ここまではアングルやポジションの種類と、その違いをお伝えしてきました。
ここでは、それぞれのカメラアングルによって得られる映像効果や特徴、注意点などをお伝えします!

ハイアングル(俯瞰 -ふかん-)撮影の特徴

被写体を見下ろす形で撮影するハイアングルは、自然や街並みの撮影では全体感客観性を、子供や動物の撮影では、可愛らしさ表情の豊かさを演出することができます。SNSでよく見かけるセルフィ(自撮り)動画もハイアングルが多いですよね!

ただ被写体が大人の場合は、表情によっては挑発的に映って、印象を悪くしてしまうことがあるので、注意が必要です。またテーブルフォトは、料理や盛り付け全体を映せるハイアングルとの相性が抜群です。

ローアングル(煽り -あおり-)撮影の特徴

被写体を見上げる形で撮影するローアングルは、空や建物などの撮影では、奥行き感臨場感を、人物の撮影では、意志の強さかっこ良さを演出できます。企業理念を語る経営層の方へのインタビュー時や、物作りにこだわる職人さんなどの思いを伝える映像に良いですね!ただ、動画全体にストーリー性がともなっていないと、威圧感を感じさせてしまう角度ではあるので、使い方に気をつけましょう。また、車の撮影など “カッコいい” を演出したい時には、ローアングルが効果を発揮します。

水平アングル(目高 -めだか-)撮影の特徴

被写体に対してカメラをまっすぐに構えて撮影する水平アングルは、普段見ているリアルな目線の映像が撮れるので、自然体日常感を伝えたい映像に向いています。動画を見る人に安心感共有感を与えることができます。証明写真や記念写真は、水平アングルの代表例ですね。ただ、自然体な映像が撮れるだけに平凡になりがちなので、遊び心がほしい時は、撮影ポジションを変えると日常目線ではない映像が撮れますよ!


このように、カメラアングルによって映像の印象は大きく変わります。場面に応じてアングルを上手に使い分けましょう。また、どのアングルの撮影でも、角度を固定して映像のブレを防ぐため、三脚の利用をおすすめします。

動画用途に合わせたカメラアングルを見つけよう

ここまでで、カメラアングルやポジションについてご理解いただけましたか?ここでは、動画の中の様々なカメラアングルを、事例を交えてご紹介します。

■国立大学法人 埼玉大学様・プロモーション動画

冒頭からハイアングル×ハイポジションで大学の位置感を演出。
構内も俯瞰で撮ることで、開放感を感じることができます。逆に構内の建物はローアングルで撮ることで、その大きさや力強さを伝えています。また、学生を水平アングルで撮ることで日常感を演出し、見ている人にリアルな雰囲気を感じてもらえますね。

■株式会社 くまのみ様・採用動画 整体ver

インタビュー場面を水平アングルで撮影することで、誠実さが伝わります。採用目的の動画なので、動画を見た人が語り手に共感し、安心して応募できる映像になっていることがベストですね。

■東久留米卸売市場様・得得市場PR映像

市場で買い物を楽しむお客様や、働くスタッフの様子を水平アングルで撮影することで、動画を見た人が、まるで自分もそこに行って買い物をしているかのようなイメージを持つことができます。市場の家庭的な雰囲気と活気が伝わってきますね。また食べ物の撮影は、やはりハイアングルとの相性が良いですね!美味しそうです!

■ふでとも書き方教室様・PR動画

水平アングル×ローポジションで子供を撮ると、子供目線の世界が広がりますね!手元を撮影する時は、ハイアングルで撮ることで全体が映るので、何をしているのかが良く分かります。ハウツー動画などでも、手元の動作を分かりやすく見せたい時は、ハイアングルで撮影すると良いですね。

以上、4つの動画事例を交えてアングルの効果をお伝えしました!

動画制作には様々な場面展開があり、それぞれの場面に適したアングルが使われています。いろいろなアングルで撮影することで、場面に動きが出るだけではなく、動画全体のイメージにも大きく影響します。各場面ごとに適したアングルやポジションを選べるよう、撮影前にしっかりと動画の構成を考えておくことが大切です。

撮影の幅をグッと広げてくれるカメラアングルを上手に活用し、イマジネーション溢れる動画制作が出来ると良いですね!

動画の企画・制作でお悩みの際は、是非お気軽にチェリービーにご相談ください!

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よくあるご質問

  • 動画制作は初めてですが、大丈夫ですか?

    もちろん大丈夫です!

    チェリービーは、たくさんの「初めて動画を制作される方」にご依頼いただいています。希望の動画イメージやご活用方法をヒアリングの上、貴社に合ったご提案をさせて頂きます。

    もし、動画を作ること自体に不安があるようでしたら、こちらのページもご覧ください。

    ▼「映像制作会社を選ぶときに気を付けるべき6つのポイント(動画を作る前にやるべきチェックシート付き)
    https://cherrybee.tv/document/checkpoint6/

  • どのくらいの期間で動画は完成しますか?

    通常の動画制作は、1ヶ月〜2ヵ月での納品です。
    内容によっては、納期が異なりますのでご注意ください。

    ご希望の納期や活用時期に合わせて柔軟に対応いたしますので、
    お急ぎの方はお気軽にご相談下さい。

  • 動画制作にはいくらぐらいかかりますか?

    お客様のお悩み・ご要望をヒアリング後、最適な料金プランをご案内させていただきますので、気軽にお問い合わせください。

    ▼各価格帯別に、過去の動画制作の事例をご紹介しております。
    ぜひ下記よりご覧ください。
    https://cherrybee.tv/work/

【 参考サイトURL 】

・studio9
知ってた?カメラの「アングル」と「ポジション」とその写真的効果の違い!
https://photo-studio9.com/angle-position/

・C STUDIO
「カメラアングル」による効果とは?ドラマチックな写真にする撮影術!
https://c-studio.work/91/

・NICO STOP
アングルとポジション カメラの角度や位置を変えてみよう!
https://nicostop.nikon-image.com/entry/camera_guide/howto/2022/05/31/1

・GOOPASS
カメラを構えるアングル(角度)・ポジション(位置)とその効果
https://goopass.jp/animal/basis/position